「世界がぼくを笑っても」笹生陽子。
- 作者: 笹生陽子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/05/26
- メディア: 単行本
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前年に学級崩壊があったためにクラス担任は4月から休職、代わりにやってきた臨時教師はヘタレで、クラス全体のモチベーションが急降下…。
中学生の様子が生き生きとしてよかった〜やはり笹生さんはさすがだな、と思いました。ヘタレな担任のオヅちゃんもキャラが立っていて◎。ヘタレっぷりがとても愛らしかった。裏サイトなど、最近のアイテムも使っていて、時代に則っているのも目新しかった。ジュニア向けだけど、大人も充分楽しめました。
他人の失敗をあげつらったり、無関心だったり、中学生の世界も大人並みに厳しいことが色々あって大変。だけれど所詮子どもなんだよね。意外に大人も使えるんだよってこと、子どもらに知ってもらいたいな。最後緊張する場面もあったけれど、深刻なことにならずに解決に至ったのは、リアルでは日常茶飯事なパターンなのかもしれない、と思ったり。