「オー!ファーザー」伊坂幸太郎。

オー!ファーザー

オー!ファーザー

あとがきによると、この作品が第1期の最後で、「ゴールデンスランバー」からが第2期らしい。「ゴールデンスランバー」からは買ってあるものの全然読んでいない私にはどう変わったかわかりませんが。結果として順番どおりに読むことになったんじゃないか?よかったあ。(あ、近々読みます、多分《と言いつつ早幾年。》蝦蟇倉市は既読だけど、あれも確か3年前)伊坂は好きだから、挑戦でも試行錯誤でも思いっきりやればいいよ。応援するよ。
さて。この作品は、、、
高校生の由紀夫くんの父親が4人、という設定。由紀夫くんが事件に巻き込まれ、個性豊かな父親たちが…というお話。
私の知る限りで、伊坂らしい作品でした。ちょっと単調だったかもしれない?最後にもっと盛り上がればよかったかな? が、大変面白く読めました。
父親が4人、てのは現実問題としてどうかと思いますが(夫婦の問題だから、本人たちが良ければ良いんだろうけど)、子どもに関わる大人が多いのは賛成。個性が強すぎる父親一人じゃ不安でも、4人いれば互いに他を補って4倍以上の力を発揮していた感じ。連携もキッチリできていて食卓の会話が楽しかった。
そして母親は一人で最強!すごいよね。いったいどんなカーチャンなのか詳しく知りたかったよ。