「ニート・ニート・ニート」三羽省吾。
- 作者: 三羽省吾
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/04/28
- メディア: 単行本
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これは「自分探し」の類になるのかな。今進んでる自分の人生がイヤなら、自分で何とかしないといけないけど、そのための一歩を踏み出すのはなかなか大変、ってのはよくわかる。
この作品では、始めの一歩をやっかいな友達であるレンチが持ってきた。迷惑な奴だけどやたら行動力だけはある人。
ストーリーは、ヤクザに追われたり、ヤクザに凹られたり、月子に脅されたり、車盗まれたり盗んだり、と突拍子なく道義上よろしくないこともあり。全体的にやや散漫に感じられましたが、なぜか最後は上手にまとまってました。無茶苦茶やっても、結果的にそれに意味があったから、きっと彼らはみんな後悔したり誰かを恨んだりはしないだろうな。
…あああ、でも完全に巻き込まれただけのフーマンは不憫過ぎる。脇役だからってこの仕打ちは酷すぎない?