10月のまとめ。

や、またしても「今さらながら」になってしもうた。遅ればせながら10月のまとめをば。早いもので、今年もあとわずかですな〜積読本が相変わらず減ってないoz
10月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:4067ページ

おにいちゃんのハナビ (朝日文庫)おにいちゃんのハナビ (朝日文庫)
素直にいい話でした。残される人の気持ちを汲むのがうまいな〜と思いました。成人の日のメールでウルウル。最後の花火のシーンは、なんか雑じゃない?真っ赤な花火、オレンジの花火、の一言で終わりだなんて、想像力豊かにしても限界が…。映画観ろ、ってことですかね。
読了日:10月31日 著者:小路 幸也
つづきの図書館つづきの図書館
最後にウルッときました。セロひきのゴーシュが思い浮かびました。
読了日:10月29日 著者:柏葉 幸子
月と蟹月と蟹
最初子どもらしい鬱屈の仕方で、子どもらしい発想の解決方法を探しているように見えたのに、積み重なっていくうちに無邪気な子どもらしさは消え去って、知らず知らず真っ黒な方向へ吸い寄せられていってる怖さが凄い。この迫ってくるジワジワ加減が絶妙でした。ホント上手い。
読了日:10月27日 著者:道尾 秀介
砂漠の悪魔砂漠の悪魔
友達を裏切った罰にしてはあまりに大胆すぎる代償。狭い世界で鬱屈してブーたれてる若者にもっと世界を見ろとの教訓なんだろうか?ラストは救いになってるふうに感じた。生きてる実感、みたいな。趣旨はなんだかわからなかったけれども、リーダビリティの高い作品でありました。昨今の社会情勢を考えると日本人は隣国のことを知る必要があるな。そしてやっぱり自殺はイカン。広太は阿呆だが、夏樹はもっと阿呆。
読了日:10月25日 著者:近藤 史恵
背表紙は歌う (創元クライム・クラブ)背表紙は歌う (創元クライム・クラブ)
面白かった。登場人物がみんな善人なのはほっとしました。本好きとして、出版に係わる仕事をしている方々にやりがいを感じて欲しいから(面白い本をいっぱい作って欲しいがために!)少しでも売り上げに貢献したい、というのはホントの気持ちです。が、なかなか^^; 図書館本が多くて申し訳ない。出来る範囲で頑張ります。もうちょっと価格が安ければなあ。最近は文庫でも高いよね。
読了日:10月23日 著者:大崎 梢
うさぎ幻化行 (創元クライム・クラブ)うさぎ幻化行 (創元クライム・クラブ)
北森鴻さん初読みで思い入れもなかったためか(申し訳ありません!)、イマイチな読後感でした。前半から中盤にかけては興味津々で読めましたが如何せん空気が重すぎて気が滅入り気味、後半一気に真相を明かしていくあたり、書き急ぎ過ぎのような?すでに体調がよくなかったのかしらん?
読了日:10月21日 著者:北森 鴻
空想オルガン空想オルガン
「十の秘密」がインパクト大だった。高校生たちの行動が、背負っていたものが重くて心が痛い。いい方向に向かったからよいものの、大人がもっとちゃんと見守ってあげられてたらよかったのに、と思いました。このシリーズは軽そうでいて強烈なテーマが多くて、読み応えがあるから好きだよ。
読了日:10月19日 著者:初野 晴
竜が最後に帰る場所竜が最後に帰る場所
面白かったけどやっぱり恒川さんは長編でガッツリ読みたい。「夜行の冬」が好き。ここよりもっといいどこかがあるかもしれないなら、行きたくなるのはわかる気がする。ラストの寒々しさが悲しい。
読了日:10月17日 著者:恒川 光太郎
攪乱者 (ジョイ・ノベルス)攪乱者 (ジョイ・ノベルス)
スーパーにレモン置いてきたぐらいで政府転覆になるわけないのに、石持さんにかかると立派なテロ攻撃になってしまう不思議。今回も屁理屈を堪能しました。面白かったです。テロリスト3人がどんな心情で反政府活動に加わってるのか詳しく知りたかったな。。。意外にも感情移入してしまった模様(笑)
読了日:10月15日 著者:石持 浅海
さびしい女神―僕僕先生さびしい女神―僕僕先生
師匠に逆らってまで子どもの理屈を通した王弁くんがかっこよかった。ニートしてただけあって純粋さは子どものまま。僕僕は王弁のこんなところが気にかかるんだろうな。
読了日:10月13日 著者:仁木 英之
つばさものがたりつばさものがたり
困難が続く前半は読むのがしんどかった。病気だけでも辛いのになぜ故こんなに苦難を与えるのか。しかし持ち直した後半は一気読み。後悔なく生きることは大事ですね。私も明日から頑張ります。もういい歳なんでリアルな経験も色々あるからか、もはや病気ネタでは泣けなくなったみたいで、ちょっと残念な気分。
読了日:10月11日 著者:雫井 脩介
僕は長い昼と長い夜を過ごす (ハヤカワ・ミステリワールド)僕は長い昼と長い夜を過ごす (ハヤカワ・ミステリワールド)
みんなが幸せになるのは不可能じゃないか?と途中ドキドキしたけど…!ナタネさんの過去話でウルッと来た。メイジの性格も善人ばかりの脇役も都合のいい展開も全然嫌気がささないいつもどおりの小路さんの作品。癒されるから大好き。
読了日:10月08日 著者:小路 幸也
プロメテウス・トラップ (ハヤカワ・ミステリワールド)プロメテウス・トラップ (ハヤカワ・ミステリワールド)
大変面白かった!専門的なことは全く理解できないけれど、そういうのはスルーして読みました。ハラハラドキドキの連続、騙してるつもりが騙されていて、どんでん返し多数、最後まで飽きませんでした。まるでハリウッド映画みたいな。福田さんは初読み、他作品に興味わきました。
読了日:10月06日 著者:福田 和代
メグルメグル
最初の「ヒカレル」がインパクト大で、あとは一気読みだった。乾さん初読みで、こんな作風とは知らなかったからとにかく驚いた。他の作品も読まなくちゃ!『タベル』がいい話で泣けた。誰かと食べるご飯は美味しいよね。
読了日:10月03日 著者:乾 ルカ

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