11月のまとめ。

11月は少なかった…バイオリズムか?今年読んだぶんは年内にまとめたい。


11月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3397ページ

猫物語 (黒) (講談社BOX)猫物語 (黒) (講談社BOX)
前半の不毛なパンツの話は有意義だった…有意義に長い。このシリーズはやっぱりこれがメインのお楽しみ。恋愛感情以上の関係、と思ってたのは阿良々木君だけ、って悲しい過ぎるね。時系列を考えると、戦場ヶ原は本当に早かった。羽川を「遅い」とは責められまい。本編では、改めて「羽川って子は……。」と胸がいっぱいになった。特に猫を埋めた時の描写が辛かったなあ。
読了日:11月29日 著者:西尾 維新
舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵 (カッパ・ノベルス)舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵 (カッパ・ノベルス)
前作は癒しキャラだったひとみちゃんが3年経って立派な探偵に成長してた。月日の経つのは早いもんですな。事件はシビアで、中学生が関わるには重過ぎないかな?真相がわかった後に主人公たちが大人の階段を登っていってる感じが感慨深かった。まだまだ続くんだったら、あまり辛い思いさせて欲しくないなあ。
読了日:11月26日 著者:歌野 晶午
セカンド・ラブセカンド・ラブ
新婚旅行に出かける二人の会話部分にはそう驚きもなかったのだけれど(至極丁寧な謎解きの説明は親切でわかりやすかったね)…、最後の最後でのあの仕掛けには気付かなかった。衝撃大。思わせぶりな序章にあんな意味があったなんて、切なすぎ。途中の彼女が「霊が見える云々」と話す場面、気になったものの別の伏線かと思ってしまってた。『イニシエーション・ラブ』に比べてどう?って聞かれたら「アレほどではなかった」けど、でもやっぱり「今度も女が怖かったね」と言うかな。特に今回の彼女の場合私には理解不能で、超絶いやな女でした。
読了日:11月23日 著者:乾 くるみ
ガールズ・ストーリーガールズ・ストーリー
誰もが誰かのために良かれと考えてやっても不幸に陥ることもある…スパイラル。世間にはずるい人もいるし、真面目に暮らしていてもどうにもならないときもある厳しさを目にして徐々に大人になるおいち。明るくって前向きで、行動力があって、これから先々なんかやってくれそうです。謎も残されているから、シリーズ化するつもりなんでしょう?今後が楽しみ。でも後味悪かったなあ。不幸なままに終わりそうだったのが、最後になんとかかんとか若干持ち直したものの。。。直吉の想い人だった女中のお梅、内儀のお加世、どうにも不憫でいたたまれず。
読了日:11月20日 著者:あさの あつこ
明日の空明日の空
あっと驚く仕掛けに感動したものの、とってつけたような感動話で終わらせてるのに違和感。
読了日:11月17日 著者:貫井 徳郎
華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
凄かった。人はなぜ生きるのか、どう生きるべきか、色々考えさせられる内容。SFだけどファンタジー過ぎず、真に迫っていた。破滅的状態にあってなお自分の信条を貫こうとする青澄はとてもカッコよかった。彼とアシスタント知性体マキとの関係に熱い男の友情(もしや愛情?)が感じられてウルッときた。ツキソメは美しかった。タイフォンは切なかった。リアルの日本の外交は本作を見習って欲しいと思った。とにかく諸々素晴らしかったです。
読了日:11月14日 著者:上田 早夕里
窓の外は向日葵の畑窓の外は向日葵の畑
息子も親父もとってもいいキャラ、会話が楽しくって面白かった。事件もワクドキで最後までガシガシ読めました。が、真相が重過ぎる〜中盤まで軽いノリでいい感じだったのに後半は翻弄されて挙句捨てられて、読了後はドヨドヨな気分。結局親子共々かっこよくなく終わっちゃって。ネタがハードボイルドだからいいの?樋口さんは初読みでしたが、いつもこういう作風なのかな…ちょっと微妙。
読了日:11月11日 著者:樋口 有介
夏目家順路夏目家順路
74歳で亡くなったじい様の人生を、彼と係わりのあった人々の視点から浮かび上がらせるやり方で。誰もが故人を想うようでいて自身を見つめなおしているような〜葬儀とは残された人たちのためにするもの、とつくづく感じました。
読了日:11月08日 著者:朝倉 かすみ
貴族探偵貴族探偵
推理もしないのに探偵の何が楽しいんだろう?使用人の面々が皆優秀で清々しかった。「こうもり」のアレは理解するのに時間がかかりました。理解できてからちょっと不愉快な気分に。私は本格に向いてないのかな……。
読了日:11月06日 著者:麻耶 雄嵩
さくらの丘でさくらの丘で
今回も優しいお話でした。悲惨な描写は小路さんに似合わない。辛い出来事は詳細に書かれていないけれど、語られなくとも十分理解できるからいいのではないか。全部飲み込んで後、軽やかに前に進もう、ということだと私は考えております。
読了日:11月04日 著者:小路 幸也
小鳥を愛した容疑者小鳥を愛した容疑者
動物の知識が楽しいし、薄巡査のキャラクターが断然面白かった。読みながら何度も吹いちゃった。『動物を悪く言う人は嫌いです』。前半の二つは硬さがあって詰めも甘い気もしたけど、後半カメとフクロウの話は良かった。
読了日:11月02日 著者:大倉 崇裕

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