「若様組まいる」畠中恵。

若様組まいる (100周年書き下ろし)

若様組まいる (100周年書き下ろし)

アイスクリン強し」に登場していた若手巡査集団、通称「若様組」が主役。彼らがなぜ巡査になったか、を描くお話。青春群像劇。
登場人物がやたら多くて。。。後々続編に登場させるつもりなのか。「誰だっけ?」とか考えてページ戻ったりして集中力が途切れちゃって、読むのに時間かかった感じ。んで、脇役さんは覚えるに至らなかったョ。
しかし、それでも。
アイスクリン〜」より断然面白かった。江戸から明治に時代が移って、暮らしぶりが激変した元幕臣の家系、世が世なら若様だった子たちが、巡査教習所に入って差別や勉学と闘いつつ、ピストル強盗とも戦います。
将来のため強いられる苦労にためいき。。。。ラストは爽やかでよかった。みんな、頑張れ。


余談。
主たる登場人物が描かれた表紙がカワユス。特に特に園山さんな。直ぐキレる危険人物。表紙下から三番目に描かれた人らしい、超イケメン。一番下が福田で次が長瀬かな。
そういえば途中主人公の長瀬が消えちゃったのは、なんだったの?わたしゃてっきり銃撃してきた犯人探しに行ったのかと思ったよ。マジで家庭の事情だったのか、なんか興ざめ。(←ここまでネタバレ)