1月のまとめ。

また一月遅れ。1月は結構読めてた。2月はさっぱりだった。3月はどうなるでしょう?
1月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:4239ページ

家族趣味 (新潮文庫)家族趣味 (新潮文庫)
「日常に潜む狂気を抉った」短編集。ホラーじゃないのに怖いお話ばかり。『忘れ物』が一番!
読了日:01月30日 著者:乃南 アサ
密姫村密姫村
始まりは心温まるお話だったのに、いつまでも終わりがない恩返しは因習へ変わり人を土地にしばる結果に成り果てたのが悲しかった。でもラストは、わりとすっきりした気分。清々しい。
読了日:01月28日 著者:乾 ルカ
キョウカンカク (講談社ノベルス)キョウカンカク (講談社ノベルス)
なかなか面白かった。キョウカンカクって設定も上手に活かされてよかったと思います。続きが読みたいですね。ただ山紫郎の直情径行な性格が終始邪魔だったのが×。ヘイスティングズはもっと謙虚だったよ。
読了日:01月27日 著者:天祢 涼
グラスホッパー (角川文庫)グラスホッパー (角川文庫)
マリアビートルの前に復習の再読。ほとんど忘れていたから新刊のごとく楽しめました。鈴木が見た夢のお話のような感じ。
読了日:01月25日 著者:伊坂 幸太郎
忘れない忘れない忘れない忘れない
障害を持った母を中心にした家族愛のお話なんだけど、実は誰にも言えない秘密を抱えていたり、でなかなかに重い。その重さが絆なのか、、、辛い気持ちが後を引く作品でした。
読了日:01月23日 著者:渡辺やよい
あなたに贈るキス (ミステリーYA!)あなたに贈るキス (ミステリーYA!)
この表紙やタイトルから予想される内容とは大きく異なっておりました(汗) 途中までは主人公の少女が初々しくって清純で可愛らしくて、世界も耽美だったのに。真相に近づくにつれ現実がドロドロ粘度が増し、衝撃の真実から最後のオチまで容赦なく怖いのなんの。特に最後の3ページが驚かせ過ぎ。正直これは「なかったほうがよかった」。YAの区分ですが、いい大人の私でも軽くトラウマになりました。
読了日:01月21日 著者:近藤 史恵
ヤングアダルト パパヤングアダルト パパ
重い内容、中学生が助けを必要としているのに親身になってくれる大人が周囲に誰もいなかったのが不幸。痛々しくって辛かった。静雄は、自分を無条件に愛してくれる誰かが欲しいのに得られず、だからこそ優作に愛情を注ぐことに必死になったのか、と思った。花音をかばったのは永遠の愛を信じたいから?二人一緒に受け入れてくれるところがあればいいな、引き離したら静雄が壊れちゃいそうな予感がしてイヤ。私はあり得なくもない話、と思ったよ。
読了日:01月19日 著者:山本 幸久
禁猟区禁猟区
いくら人の子と言えど、やっぱり警察官さんは全身全霊かけて正義を貫いて欲しい私。全話闇に堕ちてしまったお話だったゆえ、ほとほと疲れちまいました。一話ぐらい「杞憂だった」的なお話があればよかったのになあ。ま、最後のお話はチーム一丸となって解決する辺りがかっこよくってすっきりしたけれども。
読了日:01月17日 著者:乃南 アサ
白いしるし白いしるし
全身全霊恋するお話、読んでいて私も燃え尽きました。疲れた。
読了日:01月14日 著者:西 加奈子
魔法使いの弟子たち魔法使いの弟子たち
最後のオチは、救いの可能性を残していてよかったです。しかし途中ウンザリしてきて危うく挫折しそうでした。
読了日:01月12日 著者:井上 夢人
若様組まいる (100周年書き下ろし)若様組まいる (100周年書き下ろし)
身のふりを決めるのに苦労を強いられた人々の想いが感慨深かったです〜長瀬・福田・園山のキャラがたっていてよかったし、出番が少なかったメンツも気になる人が多く、「その後」が期待されました。「アイスクリン〜」より楽しく読めた感じ。表紙の棒持った人が園さん?確かに超イケメンでクラっとするわあ(笑)。
読了日:01月10日 著者:畠中 恵
一鬼夜行 (ポプラ文庫ピュアフル)一鬼夜行 (ポプラ文庫ピュアフル)
しみじみといい話でした。妖怪は信用ならないのかどうか、をラストまで引っ張っていて、不安感煽られましたが、最後は良かったあ。人生も妖生も同じく艱難辛苦だからこそ分かり合えるのかしらね。、まだ文章に硬さがあるけど、今後期待したい新人さんです。
読了日:01月07日 著者:小松 エメル
僕たちの旅の話をしよう (MF文庫ダ・ヴィンチ)僕たちの旅の話をしよう (MF文庫ダ・ヴィンチ)
いい話だった。夏に読むともっとよかったかも。子どもは、大人の都合に振り回されるわ、できないことは多いわ、で不自由。でも子どもだからできることもある。かといって、大人になったら何でも自由、ってわけじゃない。大人になったらできることもあるけれど反面しがらみも多いよね、しょうがないことだ。でも、思いつきと工夫と努力で何とかしようと思えば何とかなるかもしれないし、何ともならないと諦めれば何もできない。子どもらのチャレンジをさりげなくサポートする大人がカッコよかった。そんな大人でありたい。
読了日:01月05日 著者:小路 幸也
みんなのふこう (文芸)みんなのふこう (文芸)
他人の不幸は密の味、ってやつですか、笑えました。実はココロちゃんは不幸によって守られてるんじゃないか?だから案外どこにいっても何とかやっていけそうな気がする。ずっとDJの語りで行くのかと思ったら、いろいろ変化に富んでて楽しめました。
読了日:01月03日 著者:若竹 七海
六蠱の躯  死相学探偵3 (角川ホラー文庫)六蠱の躯 死相学探偵3 (角川ホラー文庫)
大変面白く読めました。ミステリー部分、犯人は誰かは最後までわからず。怪しい人が何人もいたけれど、全く予想外の人物でお見事でした。犯人が風景に溶け込んで「怪しい人に見えない」謎も、感心。反面ホラー部分、殺人は残虐極まりないものだけど、描写があっさりしていてあまり気持ち悪くなく、怖さもなく。随分遠慮していた感じがする。もっとドキドキしたかった。俊一郎が社会に適応しつつある点は注目、立派な探偵さんになるのかしらん?今後真の敵との対決が楽しみです。
読了日:01月01日 著者:三津田 信三

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