「ばんば憑き」宮部みゆき。

ばんば憑き     

ばんば憑き    

妖ものの短編が6つ。連作じゃないけれど統一感があって、どれも怖さと切なさ入り混じり、最後にしんみりした。さすが宮部みゆき、読みやすさ抜群。
子どもが出てくる話は一様に理不尽な目にあっていて辛いのだけれど、人の業は捨てきれぬからこそ人の物語、と感じた。