「コンビニたそがれ堂」村山早紀。

コンビニたそがれ堂 (ピュアフル文庫)

コンビニたそがれ堂 (ピュアフル文庫)

商店街のはずれ、赤い鳥居の並ぶあたりに、夕暮れ時に現れるという不思議なコンビニたそがれ堂。大事な探しものがある人だけがたどり着けて、ここで必ず見つけられるという。。。
たそがれ堂を舞台にした短編が5つ。失くしたものがあって、別れた人がいて、その喪失感にとらわれたときに救いの手を差し伸べてくれるコンビニのお話。なんともあったかいファンタジーでした。おでんとお稲荷さんもおいしそうで、心身ともに元気になりそうな。元々児童書だけあってわかりやすく、ドロドロしたものがなくって素直。「手をつないで」がよかった。理想どおりになれなくとも、わかり合って許し合えた母娘関係が素敵だなあ、と思いました。
これは自前の本、長期間積読やっと消化。