「四色の藍」西條奈加。

四色(よしき)の藍(あい)

四色(よしき)の藍(あい)

紺屋の女将、環は、3ヶ月前に主人を殺され真犯人を追っていた。疑わしい東雲屋の店先で、兄の敵を探す伊織と出会い、同じく東雲屋に恨みを持つお唄とおくめと一緒に真相を探っていく…。

推理ものの要素もあったけど、主軸は恋話でしょうかね。
歳も身分も違う四人はみな、毅然として強そうで、でも反面弱くてもろい、という共通点かな。
女だから?ってこれはネタばれか。
あの人やこの人が実は意外な感じで驚きだったり、一番脇役っぽかったあの人があの人のアレだったり(これじゃ何のことやらわかりませんね)、とラストの辺りは大変面白かったです。