「ブラック・アゲート」上田早夕里。

ブラック・アゲート

ブラック・アゲート

人間に寄生し繁殖する蜂がもたらした混乱と収束の予感……。近未来的お話。
寄生された人のほとんどが死に至る恐怖と、それに対抗しようと必死になる人間のパニックぶりがとってもリアルだった。人は完全じゃないから、将来似た災害に見舞われたときには、こういう状況になることは覚悟しておかないといけないな、と思いました。いずれ人類は乗り越えられると希望を持ちつつ、それまでは冷静な判断と死ぬ覚悟、、、んんん?
この主人公は幸いだよね。私は狭量だから、ずるい、とも思ったけど。こういうときにこういう幸運を手に入れられる人に私はなれないだあ、きっと。