機巧館のかぞえ唄 名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫)

機巧館のかぞえ唄 名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫)

書店のレヴュー

名探偵夢水清志郎事件ノートシリーズ6作目。流石に6作目ともなると飽きてきたかな〜、と思いきや、今までとは全く違った趣向で、やるな!と思ってしまいました。第1部の怪談話から、夢と現実の境界を迷わせておいて、第2部では、作中小説の中にまた作中小説。一度読んで理解できなかった人は、何度も読み返してみましょうね。って、小学生にわかるのかしら???第3部の短編は、作者の子どもに対する慈愛に満ちた作品。それと、巻末の辻真先の解説が簡潔明瞭に「はやみね作品の魅力」を語っていてよかった。04/06/17★★★