三浦哲郎白夜を旅する人々 (新潮文庫)」追加しました。

書店のレヴュー

これは作者の自伝的作品らしい。昭和初期、東北の町の呉服店「山勢」の6兄弟姉妹が主人公で、主に上の4人の視点で綴られる。年の離れた3男が生まれ、その子が「白い子」ではなかったことで皆が安堵するところから始まる。それというのも長女と三女は先天性色素欠乏症という病を負って生まれてきていたから。◆兄弟は互いに労わり合い、普通の生活を続けようと努力しているが、次第にその危ういバランスが崩れ始め、次々と闇に吸い込まれるが如く消えていってしまう。大変重く悲しい死の連鎖の話である。大仏次郎賞受賞。05/01/31★★★★★
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おっと、本が売れていました。「スポーツは『良い子』を育てるか」、お買い上げ感謝。