死神の精度伊坂幸太郎「死神の精度」。
もう、めちゃ褒めです。最初の表題作で対象者を「見送り」にしたところで、「可」か「見送り」か、そこが重要ポイントになるお話しかと思いきやそうにあらず。最終的に心温まる結末に持って行ったりして、うますぎるよ、伊坂さん。途中「重力ピエロ」の春も登場してサービス満点だし、もう言うことなしの★5。自腹で買って損はなかった。

書店のレヴュー

主人公は死神。病死・自殺以外で死ぬ人間を調査し「可」又は「見送り」を決めるのがお仕事。◆6つの連作短編集。まず装丁がカッコいい。仕事のときにはいつも雨に見舞われる死神千葉のイメージがすこぶる良い。設定もうまい。人間とはちょっとずれた感覚を持つ死神がCOOL(に見えるだけ?)。内容も、恋愛物からミステリー、ハードボイルド、旅情物などバラエティーに富んでいて、しかも少しずつリンクさせといて、最後に読者を晴れ晴れとした気持ちにさせる、もうエンターテイメントとして完成してしまったかの様。今度は長編が読んでみたいな。05/09/26★★★★★

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