県庁の星。

最初はナルニアを見るつもりだったんだけど、出掛けにネットで世間の評判を見てみたら、意外と厳しそう、さてどうしたものやら。
中学生が見て理解できてちょうどいい、となると、選択肢に限りがあるもんだな。ウチの二号はまだまだお子様で、だけど、お子様向け映画にはへんな抵抗があるらしい。難しいお年頃じゃ。
昨日はしんちゃんとコナンが初日だったので、お子供連れがいっぱい、見栄も張りたかったんだろう。一つ上の先輩が、「有頂天ホテルを絶賛していた」、という逸話もありまして、大人の映画も見てみたいな〜とか。まあ、よい。
中一で職場体験をする昨今であるから、県庁やスーパーマーケットの内情を知るのもよいだろう〜とかとか思ったりして。
で、映画の感想、カナタの視点で。
原作を読んでからの映画、というのは、良かったり悪かったり、往々にして悪い方が多いものです。が、原作の方にちょっと「あれ?」と思う点があって、それは以前書いたとおり。で、良かった点は、原作と違う結果、その「あれ?」が払拭されていたこと。
何といっても、原作にない登場人物である石坂浩二県議会議長が、あまりにも気持ち悪くって、ヒデー悪い奴で、酒井和歌子知事も狸だし。おかげ様様で、野村君こと織田裕二の意識が変わる理由付けが明確になって○。しかも映画だから、「これ、誰の科白?」と感じることもなかった。
柴崎コウの眼も良かったし。
ただ、元の話よりも、県庁側が、「より悪く」なっていて、これってどうなの?やはりこれが真実に近いんだろうか。県庁の人が見たら、正直気分悪いだろうな〜。
悪かった点。
笑える個所が、少なくなってない?社会性が強まって、野村君も終始怖い表情だし、かっこ良過ぎるし。少なくとも、全身タイツで「ラッキーマン(だっけ?)」やって欲しかったよ。織田裕二が断ったんだろうかね。
・・・
二号は、
「素直に、謝ること。素直に教わること。何かを成し遂げようとする時、仲間が必要だ、ということ」
の所は、印象に残ったみたいだ。ここんとこがクライマックスだし、結構理解できてたみたいね。へ〜ってな感じ。