「12星座の恋物語」角田光代、鏡リュウジ。

12星座の恋物語

12星座の恋物語

いや〜変わった本でした。


最初は牡羊座の男、長谷川公一君の物語。
次に牡羊座の男一般についての説明。
それから、牡羊座の女、由香里の物語。
で、牡羊座の女一般についての説明。


といった具合に12星座を巡っていくのですよ。
男の方のストーリーは、長所を出してどれもかっこいい男の子ばっかり、
でもって、あとの説明で「こんな男はダメ!」的な短所を補足。
反して女の方は、ストーリーで短所を取り上げている感じ。こんな生き方では上手くいきませんよ〜みたいな。
で、あとの説明で「こうすれば上手くいきましょう」と言っている。
これって、女性雑誌に連載されたのかな〜と、見てみれば、知らない名前の雑誌だ。MISTY。
女たちはこれを読んで、変な男に引っかからないように気をつけたり、人生が上手くいくように生き方変えてみたりしたのだろうか?


私は、占いは気にする方でもないし、熱心でもないですけど、
獅子座って、こんな性格なのかしら。健やかなオーラ、あるか?<自分。

書店のレヴュー

12人の彼と12人の彼女の物語。◆心理占星術研究家鏡リュウジホロスコープ角田光代のショートストーリーの組み合わせが斬新。星座ごと「男」と「女」、計24人の典型的なタイプの恋話のあとに、対処法やらアドバイスがくっついている。◆私は占いに熱心ではないので、自分の星座以外の「典型的」がいかなるものか初めて知りまして、大変興味深かった。人間を生年月日で区分できるわけはないでしょうけど、話のネタにはもってこいかも。それにしても色々な性格の人がいるものです。07/03/23★★★