「パラドックス13」東野圭吾。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2009/04/15
- メディア: ハードカバー
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ガシガシ読み進められました。途中小松左京の「復活の日」が思い出されましたが、それほどの物ではありませんでした(失礼)。SF的な設定は訳わからんし都合良過ぎるラストだし、正直「なんだそりゃ」って感じでした。が、読んでいる最中に勢いが衰えなければ、それで良いことにしようではないか。切羽詰った状況下での心境描写は見事でした。感動シーンはなかったかな…。
「世界が変われば善悪も変わる。
人殺しが善になることもある。
これはそういうお話です」東野圭吾
なるほど、そういうことでしたか。しかし、こんな短期間のうちに価値観変えろって言われてもな…これがせめて数年間の物語であったなら、そういうことも納得がいったかもしれず。
蛇足ですが。私だったら生き延びられたかもしれない、と思ったり。だっていくら追い詰められてもとても○○はできませんから。