「龍神の雨」道尾秀介。
- 作者: 道尾秀介
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/05
- メディア: 単行本
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19歳の蓮と中学生楓の兄妹、中学生辰也と小学生圭介の兄弟。二組の家族には「肉親が亡くなって血の繋がらない継父(母)と暮らしている」という共通点がある。そしてわだかまりが疑惑を生み、疑惑が殺意を生み、台風の日に事件は起きて…
途中までは「家族」の話だったな〜血の繋がりのない家族との関係に葛藤し、恨み、どうしようもない方向に行ってしまう…ストーリーはどんどん最悪の展開へ。緊張感がたっぷりで目が離せませんでした。
しかし、これは道尾さんの作品。驚きの真実はちゃんとあって、、、
まあ、何というか真の悪人があまりにもアレな感じだったので些かガッカリ。トリックに驚くことは驚いたけれどもね、こういうの出されると、どうにも安易のような気がしてしょうがないんです。私の好みではなかったかも。読後感は悪くなかったです。