「朝のこどもの玩具箱」あさのあつこ。

朝のこどもの玩具箱

朝のこどもの玩具箱

6つのお話が入った短編集。テーマがあるわけでなく色々混ぜて詰め込んだ…だから「玩具箱」なのかも。
「朝の」は、わからないな〜夕刊に連載だったみたいよ。「こどもの」は、、、えっと、主人公は大人の場合もあったけれども。子どもに読んでもらいたかったのだろうか?読むのは小学生にはチト難しいかも、でも小6ぐらいからいけるんじゃないかな。
6つに共通して「辛いことがあっても力強く生きていくんだ〜」と思わせてくれる内容だったと思います。
以下お気に入りをメモ。
『がんじっこ』がんじっこは頑固の意。がんじっこで有名なシゲばあさんと、役場職員金池さんの交流。
たまたまお盆に読んだのがピッタリな話だった。いい話だった。ちょっと泣けた。夏休みの宿題の読書感想文用に中高生が読めばいいと思うヨ。
『この大樹の傍らで』SF。地球の汚染が進み居住できなくなって脱出した人類が、新天地でも困難にぶつかり、やがて再び地球に戻ってくる…。と、よくある話ではあるけれども、素直な気持ちで読めて感動した。「森」への憧れが切々と書かれていて、胸が痛くなる思い。地球は大事にしなければ。