「スノーフレーク」大崎梢。

スノーフレーク

スノーフレーク

函館に住む高校3年生の真乃。東京の大学へ進学も決まり、あとは卒業を待つだけ。が、ある日。小学6年生のときに亡くなった幼なじみの速人とそっくりな人を街で見かけて…。


主人公真乃が、卒業を前にして心残りだった出来事の真相を知ろう、とするストーリー。仲良しだった速人くんは、お父さんの運転する車で海に飛び込んだ一家心中に巻き込まれ、唯一遺体が発見されなかった。
だから、真乃は速人がまだどこかで生きているのではないか、と信じている…。


子どもの時には知らなかったこと、見えなかったこと、理解できなかったことが大人になってわかる、、、ということ。高校卒業を大人と子どもの分岐点と捉えてるのかな。
にしても、この真相は辛い。事件当時大人だった人は、あの人もこの人も皆身勝手すぎるヨ。私自身、子どもには嘘やズルはいけないと言っておきながら自分は自分の都合のいいように立ち回ったりしている、それが大人ってことなのかな。ちょっとやな感じ。。。だけどそれが人間らしい愚かさなのサ。←そう考えている時点でかなり卑怯(汗)
恋愛要素もあるにゃあるが主人公の気持ちがなんだかよくわからんかった〜現役高校生の人ならわかるのかもしれず(?)、「天才探偵Sen〜」のノリに近い感じで対象年齢低めなように思えました。
とにかく、主人公の子らが無謀で無茶で、危険を顧みないのはちょっと許せなかったよ、オバサンは。