「風の中のマリア」百田尚樹。
- 作者: 百田尚樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/03/04
- メディア: 単行本
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さてさて。
この小説、主人公はオオスズメバチのマリア。マリアは働きバチ(ワーカー)で、彼女の一生と帝国(巣)の繁栄と滅亡を描いております。
ハチが主役ってどうなの?と思いつつ読み始めたら、意外にもワクワクしながら読めました。登場するハチたちに名前をつけているので、感情移入しやすかったんじゃないかと思いますね。本能の命ずるまま帝国のため闘い続ける戦士マリアが、やけにかっこいい!まるで大河ドラマのよう。
しかも、オオスズメバチのミラクルな生態もわかったし。彼らは自分の遺伝子をより多く残すための効率よいシステムを持っているのだった〜すごいな、生き物って。
それを考えると、人間って、生き物としての何かを失ってるよね〜まあ、引き換えに他のものを得てるんだろうけれどサ。