「待ってる 橘屋草子」あさのあつこ。
- 作者: あさのあつこ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/02/05
- メディア: 単行本
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これはよかった。泣けた。
身を粉にして働いても楽にならない暮らし。病で働けなくなればたちまち路頭に迷うことになる。そんな人々が、それでも真っ当に生きようとする姿が力強い。
なかでも、通しで登場するおふくの生き様には心打たれました…ラストはちょっとウルッ。冒頭で12歳で奉公に出されたときには、これほどまで成長するとは思いもよらなかった。仲居頭お多代の厳しいけれど愛情のこもった態度にもずいぶんと学ぶべきものがあったなあ。
最近どうも生命力が落ちてきているので、色々噛みしめながら、これから生きていこうと思います。