「戦闘妖精・雪風<改>」神林長平。

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

これは面白かった。
思えば雪風との付き合いもずいぶん長いのだった。何度も挫折、放置を繰り返した挙句、この度ようやく読了にいたることができて喜びもひとしお。なぜ今まで読了できなかったのか、今となってはわからないほど、今回はあっさり読めた不思議。
戦闘機雪風以外のものは何も信じないパイロット深井零。しかし異星体ジャムとの戦闘の繰り返しの後、進化した雪風は人間を不必要と判断し、零を見捨てる。。。
これは愛の物語なのか、零の届かない思いが切ない。非人間的と言われた零が次第に人間臭い奴に変わっていったように感じられた。ラストの寒々しさも、なかなか趣きがあってよかった、と思う。


これでようやくアニメ版を理解できるかな〜と思って見始めたら、なんとストーリーはこの後のお話のような?早急に続きも読まねばなるまい。ムムム。
とりあえず積読本を1冊減らせました。そして、グッドラックとアンブロークンアローは購入済みさあ。