6月のまとめ、と直木賞。

6月はちょいと少なめだった。周期的に息切れします。
直木賞中島京子さん、おめでとうございます。世間の評判がいいので読もうと思ってた矢先でありましたが、これじゃ図書館に予約殺到で多分当分先になりそうな。既読は短編数個と「女中譚」ぐらいか。


6月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3701ページ

木練柿(こねりがき)木練柿(こねりがき)
信次郎と清之介がなんだかいい感じになってる!第一作の時には想像し得なかったこと。緩やかに穏やかな方向へ流れていけばいいのに、きっとそうはいかないんだろうなあ。
読了日:06月30日 著者:あさの あつこ
9の扉 リレー短編集9の扉 リレー短編集
面白かった。ゆるい縛りでそれほど繋がりが要求されなかった分、作家さんが自由に楽しんで書けたのかな。
読了日:06月28日 著者:北村 薫,法月 綸太郎,殊能 将之,鳥飼 否宇,麻耶 雄嵩,竹本 健治,貫井 徳郎,歌野 昌午,辻村 深月
いつか陽のあたる場所で (新潮文庫)いつか陽のあたる場所で (新潮文庫)
芭子の被害者に対しての感情の描写が全然ないのは何故?と思ってしまった。芭子が幼すぎるのが気になる。続編も読みます。
読了日:06月26日 著者:乃南 アサ
ペンギン・ハイウェイペンギン・ハイウェイ
最後のお父さんとの会話がよかった。理不尽なことでも見て知らなければならないときがくるんだ。何も知らないでいてはだめなんだ。アオヤマ君はきっといつかお姉さんに再会できる。腐れ大学生にはならない。そんなふうに思えるラストシーンが清々しくってとても好き。
読了日:06月23日 著者:森見 登美彦
ぼくたちはきっとすごい大人になるぼくたちはきっとすごい大人になる
大人ってなんでも理由をつけたがるよな〜。大人は子どもが思うほど強くないからさっ。子どもの時は子どもなりの辛いこともあったけど、思い返せばキラキラ輝いてた気がする。
読了日:06月22日 著者:有吉玉青
失恋延長戦失恋延長戦
真弓子と藤枝、不器用さでは似ているかな、と。一途なベンジャミンの思いに涙。全般に面白おかしく読めたけど最後の最後で泣かされました。
読了日:06月20日 著者:山本 幸久
オープン・セサミオープン・セサミ
いい大人の「初めて」のお話、特に年かさの後半2作が印象的。何歳になってもドキドキして「初めて」を味わえるんだね。よい短編集でした。
読了日:06月18日 著者:久保寺 健彦
カルテット!カルテット!
家族崩壊の危機を音楽が救う、ちょっといいお話。映画かドラマのあらすじみたいに簡潔、ベタなので読みやすかった。
読了日:06月16日 著者:鬼塚 忠
氷雨心中 (新潮文庫)氷雨心中 (新潮文庫)
職人ミステリ?自分だけのこだわりを持つ職人だからこその悲哀なのか、救いのない話が多くて参った。職人のお仕事がよくわかったのはよかったかな。
読了日:06月15日 著者:乃南 アサ
流星さがし流星さがし
歌やんが成長していく姿が嬉しい。もっともっと修行して立派な弁護士になってもらいたいな〜で、「東京が好き」と言わせたい。続編書いて欲しい。
読了日:06月12日 著者:柴田 よしき
サムシングブルーサムシングブルー
失恋のショックから立ち直るまでの揺れる気持ちがよくわかった。結局癒してくれるのは周囲の人との関係なんだなあ。失恋した人、頑張れ!仲間8人のキャラクターも良かった。
読了日:06月09日 著者:飛鳥井 千砂
園芸少年園芸少年
園芸にどんどんハマっていく少年たちが微笑ましい。植物以上に成長した少年たちが成長したなあ。まだまだ先がありそうな予感。続編希望。
読了日:06月06日 著者:魚住 直子
リスの窒息リスの窒息
警察に通報しない前提の無理矢理感が石持さんらしくって好き。手に汗握りました。最後のアレは変態じみて嫌い。これまでも何度も思ったけど石持作品にエロはいらない。
読了日:06月03日 著者:石持 浅海

読書メーター