「名前探しの放課後(上)(下)」辻村深月。
- 作者: 辻村深月
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/12/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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自殺を止めようとする高校生のお話、良かった〜最後のクライマックスでは涙がボロボロでした。「自殺者は誰か」は想像通り。伏線回収も見事、気分爽快。ホント辻村さんって「健全で頭のいい高校生たち」の話を書くのがうまいな〜と思います。
がしかし。
最後の最後に大どんでん返し。呆然。なんすか、これ?結果的に非常に良い結末でも、私には「怖ろしい子」という印象が残ったな。悪気はなくみんな幸せ、でも、よろしくはない、というか。
「ぼくのメジャースプーン」を読んでない人には全く理解不能なのもどうかと思いました。……あ、でも未読だったら「いい話だった〜」で終われて幸せだったかもしんない?やっぱりそれはそれで面白味が半減か?