「4444」古川日出男。

4444

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久しぶりに古川日出男を読んだら(3年ぶりぐらい?)、よくわからなくなってた(汗)。危うく挫折するところだった。昔はスピード感のあるかっこいい文章だったんだけど、作風が変わったのかな〜3年は長いから、知らぬ間に変わっていても已む無しか。
しかし、わからないなりに面白かった。
44個の掌編は、つながりがないようで、実はつながっているような。最初の方は、つかみどころのない文章の連続で、寝付かれない夜のお供に最適だったのが、半分過ぎぐらいから突然加速!次第と4年4組の教室や、同級生の顔がグルグル浮かんで見えてきたのだった。不思議。何回も戻って読み返したり。
しかし、最後まで、つかみどころのない文章のままだったけどね(爆)。こういうのは、あまり深く考えないで読むのがいいね。