「小鳥を愛した容疑者」大倉崇裕。

小鳥を愛した容疑者

小鳥を愛した容疑者

負傷して第一線から退きリハビリ中の須川警部補。配属先は総務課動植物管理係。専任の部下は薄(うすき)圭子巡査は警官で獣医さんで動物オタク。『動物を悪く言う人は嫌いです』


面白かった!コメディちっくなミステリー。読みながら何度も吹いた。家で読んでてよかった。
この作品は専従でペットの面倒をみてくれる警官の話。犯人はどうでもかまわないが動物のためならついでに殺人事件も解決しちゃう。主人公はオッサンの須川だけど主役は薄巡査!鬼刑事と呼ばれた須川と動物命の薄のかみ合わない会話がすごく面白いの。薀蓄も半端なく俄然興味がわいたしね。是非ともシリーズ化してまだまだ続けて欲しい。
現実の話、拘置中の容疑者が飼っているペットはどうしてるんだろうね〜警察で保護してくれるのかな?動物が不幸なことにならないような配慮はあるのかな。本当の事件でも、専門的なことを知らないと気付かない重大な見落としとか、あったりしないのかな。