「ザ・ロード」コーマック・マッカーシー。

ザ・ロード

ザ・ロード

映画になったときに「読んでみっか?」と気まぐれに思ったもののすっかり忘れ、今回思い出したので読んでみた。


天変地異か核戦争か理由はわからないのだけれど人類は終焉を迎えていて。気候は冷却する一方、動物も植物も死滅し、食料はなく、残ったわずかな人間は、、、。
そんな中、父と幼い息子は少しでも暖かい場所を求めて南へ向かって歩いている。


辛かった。すごく辛かった。今まで読んだ本の中で一番ぐらいに辛かった。
絶望しかない世界に生まれてきた息子に「善き人」がきっとどこかにいることを教えたかったのかな…。。。ラストは救いがあったと言えなくもない。
でも。
神様、どうしても生きなければいけないんですか?私にはとても無理です。おそらく早々に戦線離脱してしまうでしょう。それに極限状態にあって人間の尊厳を大事にできる自信もありません。