「花物語」西尾維新。

花物語 (講談社BOX)

願いを必ずかなえてくれる「悪魔様」の噂に、神原駿河が動くことに……。
神原視点のストーリー、決着と卒業、かな。
冒頭の神原の日常の描写が衝撃的だった。この子はいったい誰？って感じ。あの事件のことはスッキリ吹っ切れて明るくのびのびやってるものだと思ったら違ってたのね。
ラストはすっきり爽やか、青春物語でした。時系列的にはこれが最後になるんでしょうかねえ、どちら様もめでたしめでたしだといいね。
いつものじゃれあいが少なくって、今までで一番真面目な作品だったかもしれない…それが神原だなんて意外も意外だったけれども、かのように他人の評価と自分自身が思う自分にはギャップがあるってことなのかしらん。