「路地裏ビルヂング」三羽省吾。

路地裏ビルヂング

路地裏ビルヂング

古い雑居ビル『辻堂ビルヂング』が舞台、一階にホントに不味くてコロコロメニューが変わる謎の飲食店。ちょっぴり苦い、でもほのぼのお仕事小説。
どんな仕事も大変。でもたまにいいこともあるし、いい出会いもあるってことでしょうか、最後のお話でいい具合にまとまってた。目新しさはないけれど、キャラがたっていて面白かった。特に1話目の主人公、健康食品会社の加藤くんが後に続く各話では何故かレギュラーになって際立ってたのが◎。吹っ切れたのかまるで別人格のようでビックリ。