「なみだめネズミ イグナートのぼうけん」乙一。

イグナートのぼうけん なみだめネズミ

イグナートのぼうけん なみだめネズミ

児童書ですがほとんど漫画のような感じ。絵は可愛い。(猫を飼い始めたばかりの自分には特に猫がツボだった!悪の手先になってるけど無邪気でラブリー☆)
自分は役立たずで何もできない子、と思い込んでいるイグナートが、悪い叔父の陰謀で囚われ殺されそうになっているお姫様を助けるお話。
勇気が出るよいお話しでした。でも、まるで「生まれてきたことが罪」とばかりに何度も誤るイグナートが痛々しかった。最後は胸を張っていられるようになったから教訓としてはよいのだろうけれど、子ども向けにしては卑屈が過ぎる気がしました。ま、乙一らしいっちゃあ、そうなんだけど。