「ロートケプシェン、こっちにおいで」相沢沙呼。

ロートケプシェン、こっちにおいで

ロートケプシェン、こっちにおいで

午前零時のサンドリヨン』の続き。学園の謎を解く連作短編の合間に、クラスから孤立し不登校になってしまったロートケプシェンの物語を挟みこんで。
前作よりずっと読みやすく、主人公のキャラもはっきりみえてきて大変面白く読めた。酉野とポチくんの距離がなかなか縮まらないのがイライラした(前作の終わりでくっついたと思ったのに相変わらずだった)。卒業までにハッピーエンド、なるか?
最後の謎解きはビックリで、悩める女の子にウンザリ気分が一瞬雲散霧消した。上手い。しかし女子的にこういう(ハブとかハブとか!)のは永遠になくせないんでしょうかね?ロートケプシェン、辛かった。ウン。