uminokanata2012-07-31

昨夕まだ暑さが残る頃、遊びに来ていた娘さんの家がわからなくなったというおばあさまに会いまして。車で送って行って欲しそうだったのですが、話を聞いても御高齢ゆえ諸々思い出せないらしく(95歳、マジすか!)、どうにも送って行きようがなかったのでやむなく初めての、
110番
をしてしまいました。
「初めて」というのが新鮮でドキドキ。今までそういう事態になったことなかった。おばあさまとご家族にとっては一大事な出来事で、不謹慎申し訳ありません。いや、交番も考えたんだけど、自分も暑くて参ってたし(おばあさまも汗ダラダラ)、ぐずぐずしてるとおばあさまに逃げられそうだったから(娘に怒られる〜とおっしゃってました。説明して納得してもらいました。)、手っ取り早く済ませたかったんだ。したれば娘さんも探していたらしく既に連絡が回っていた模様、無事警察の方に家まで送っていってもらった、、、んじゃないかな、その後はわからないんだけど。
こんなことですが、初めて記念で書き記します。

「ノーマジーン」初野晴。

ノーマジーン

ノーマジーン

終末思想が広がり、未来に希望が持てなくなった世界。人目を避け郊外でひっそり暮らす車椅子の女性シズカのもとへ、介護ロボットの代わりにやってきたのは、人の言葉を話す赤毛の子猿ノーマジーンだった。。。
近未来を舞台にしたお話。誰からも見放された一人と一匹が寄り添いながら暮らす姿にじんわりしているところで、いきなり突きつけられた残酷な真実のつらさといったら。
最後はほのかな救いもありましたが、かなり重いお話でした。しかし、終盤になって突如真実を告げる人物が登場するのがやっつけ仕事のようで、不自然じゃなかったか?もっとこう、なんかもっといいやり方があったんじゃないかなあ、とか思ったり。

uminokanata2012-07-30

梅雨明け後、湿度が下がって楽になったな〜とはいえ毎日30度を軽く超えてるからさすがに暑い。猫は、家で留守番する猫は大丈夫なんだろうか、とネトで調べてみたれば、暑さに強い猫でも熱中症になるらしい。締め切っていて室温30度を超える場合エアコンを、というのがあちらこちらで見受けられました。ええっと、それってつけっぱなしってことなのね?まあ、心配だし致し方ないわな。
というわけで、出かけるときエアコンをつけ、帰ってきたときにエアコン消し、という生活の今日この頃。

「偉大なる、しゅららぼん」万城目学。

偉大なる、しゅららぼん

偉大なる、しゅららぼん

琵琶湖湖畔に先祖代々住み対抗し続けてきた日出家と棗家。それぞれに秘めた能力を持っていって。。。
ああ、これも結構前に読み終わっていたんだけど、書いてなかった。読了は2011年10月。500ページ越えのボリュームもあっという間に読み終わった面白さでしたが、なんか気に食わないラストの解決方法だったんだよね。
せっかくだからスカッと爽やかに終わって欲しかったわ、私。最後の一行がハッピーエンドだなんて思えないし。
何が何でもハッピーエンドしか認めない、とかではなく、あくまでこの場合ってことで。主観的な問題ですね。

「気分上々」森絵都。

気分上々

気分上々

色々なところに掲載された作品を集めた短編集。これまた上手い短編集でした。つまらないものがない、どれもセンスが良くて見事です。さすがです。私は大好きだ。
「チーズと塩と豆と」に載っていた「プレノワール」だけ既読、読むのが二度目でも母の愛に感銘。親孝行しないとなあ。
以下、特に面白かった作品をメモ。
「ウエルカムの小部屋」周囲の反対を押し切って自称発明家と結婚した女性のお話。笑えた。
「17レボリューション」彼氏にふられっぱなしの女子高生が自分革命を起こし、物事を客観的に判断選択する生き方を実行するお話。やることが極端で、これも笑える話でした〜ラストも気持ちいい。
「東の果つるところ」左右対称にこだわって栄華を獲得してきた一族のお話。執念が恐ろしく力強かった。家系図が圧巻。
「気分上々」父の遺言で「男らしく生きること」になった中学生のお話。中学生男子はやっぱりエロが好き、で可愛い。

uminokanata2012-07-26

猫にニャンニャン起こされた朝2時。枕元を鳴きながら歩き回られた。「まだ朝ではないよ」。起きてサッカーを応援しろとでもいうのか?無視して寝てましたが。あ、なでしこおめでとう〜♪それにしても今回のオリンピックは観戦が厳しそうだあ。
写真はキッチンマットの上に居座る猫。そして私は躓く。
……
馴染みの図書館が6月から9月いっぱいまでお休みのため、図書館ジプシー状態。予約している本の受け取りをあちこち変えている。それはそれで楽しくもあり、面倒でもあり。それにしても予約の順番が回ってくるのがますます遅くなった気がするなあ。。。新刊を速攻で借りる作戦は断念せざるをえませんが、そもそも読書量が減ってるからそれほど固執してない。積読も山ほどあるしねえ。
……
病院に薬もらいにいったら休診だったorz 第4木曜休みって、かれこれ5年以上通っていて初めて知ったわ。図書館と一緒、と覚えていいのか。

「メロディ・フェア」宮下奈都。

メロディ・フェア (文芸)

メロディ・フェア (文芸)

大学卒業とともに地元へ帰ってきて就職した結乃、選んだ仕事はショッピングセンターの化粧品ブースで働くビューティーアドバイザー。
売り場で色々な人と出会い成長していくお仕事小説でしょうかね。どことなく「和菓子のアン」に雰囲気が似ている感じ。ずっとわだかまっていたことが解決したラストはスッキリ。
残念ながら、化粧品にちっとも興味がない私にはイマイチな印象でございました。申し訳ない。化粧の出来ばえでその日の気分が決まるような人だったら、もっと楽しく読めたのかもしれないけれど。ああ、でもああいうところの人にキチンとメイクしてもらうのは、自分でやるのとは違うんだろうか?まあ、違うだろうけどさー、技巧的に。プロだし。




……で、これを読んだのは、なんと2011年の2月。一応覚書のメモ。サボってた分を整理。